ソフトバンク光が繋がらない、不安定な時になんとかする方法 (裏技)

2020-05-23

ここでの紹介は完成形で公開しているわけではありません。背骨を書きましたので、わかる人はわかるでしょう。あとは少しずつ肉付けしていきます。わからない人はわかる記述になるまで待っててください。

ソフトバンク光を引いているけど、なんかおかしい。wifiは繋がっているけど、ネットを読み込まない。そんなことありませんか?

いろんなケースがあります。それら、いろいろ解説してくれているサイトがあるでしょう。

まず普通の方法を試してください。

ここではそんな普通の診断についてはいちいち書きません。

いろいろやったけどどうしてもダメだ、という方のみこの先を試してみてください。

難しいことは抜きにして、これやってみてください。改善するかもしれませんよ。

もし書いてあることの意味がわからなくても設定はできると思いますが、トラブル時に対応できないでしょうから、やらないほうが無難かもしれません。

いきなり解決策から

これまでの対処法なんかはおいおいまとめます。

そんなのどうでもいいからどうするのか知りたい、とっとと教えろ

という方のために、解決策だけ先に書きます。

結論

光BBユニットのDMZ機能を使い、wifiルーターをぶら下げる。

字で書けばこれだけです。間違えて欲しく無いのは、

光BBユニットにwifiアクセスポイントをぶら下げる

じゃないということです。

光BBユニットにルーターの仕事をさせない

これが重要なんです

方法

その違いとかは後にして、じゃあどうするか?簡単に書きます。

ここから先は環境依存の内容が含まれますので、我が家の例を書きます。それらはみなさんのご自宅の環境に合わせて修正してください。

1. 準備するもの

wifiルーター

以上です。そのかわり古いのはやめましょう。

出来る限り新しいものにしておくことをお勧めします。

1万円以下のもので十分です。最近のは超優秀です。

もしかしたらアクセスポイントとして既にお持ちかもしれませんね。なら、設定変更のみで終わりです。

2. 光BBユニットの設定

wifiルーターに固定IPを割り当てる

光BBユニットにログインしてください。

  1. ルーター機能の設定
  2. IPアドレス/DHCPサーバの設定

光BBユニットの設定でwifiルーターのMACアドレスに固定IPを割り当てます(登録します)。

MACアドレスはもちろんwifiルーターのWAN側のものです。

ここまで読んで、語句や意味がわからないですか?ならやめましょう。火傷します。

DMZはそれ自体がネットワークですから、家庭内LANとは別のセグメントで計画してください。そのDMZネットワークからwifiルーターのWANポートに固定的にIPアドレスを付与します。

例えば我が家の家庭内LANのネットワークは 192.168.1.0/24 ですが、DMZは192.168.0.0/24 にしています。

  • 光BBユニットのLANポート: 192.168.0.1
  • wifiルーターのWANポート: 192.168.0.254
SBhikariConfig
MACはご自身のwifiルーターのWANの口のものに修正してください
IPアドレス割り当てが2つ(253, 254)の理由は後述

もちろん、予めwifiルーターのWANポートには固定IP(192.168.0.254/私の場合)を設定することを忘れないように。(ここでIPアドレスを固定割り当てしているので、まあ忘れても大丈夫だとは思います)

DMZを作成する

  1. ルーター機能の設定
  2. DMZ設定
  • DMZ機能を有効
  • IPアドレスに先程のwifiルーターのWAN側アドレスを入力

上で固定IPの設定が終わっていないとここでDMZ設定を有効にできないですから、順序は守ってください。

SBBhikariDMZ

以上で終わりです。

3. 注意点

その1

光BBユニットには設定以外の目的で機器を接続しちゃダメ

これ、意外と忘れがちです。重要なのは、

光BBユニットにルーターの仕事をさせないこと

ですから、ここにつないでインターネットを使ってしまったら、全く意味がないんです。

ということで、光BBユニットに対して以下を肝に命じてください。

  • wifiは設定以外(下記)の接続以外はNG
  • LANポートはwifiルーターのみ接続(他のポートは開けておく)

その2

それぞれの設定での細かい注意は自己責任でお願いします。少なくとも、光BBユニットに直接接続できる余地を残さないと後々面倒です。DMZ側から直接つなげられるようにしておきましょう

  • 光BBユニットのLANポートに有線接続する
  • 光BBユニット自身のwifiに接続する

のいずれかは余地として残さないと、光BBユニットの設定ができなくなりますよ。

私の場合は、上の設定で光BBユニットのDHCP割り当てを2つ(253, 254)に限定しています。"254″はwifiルーターのWANですが、同じように"253″をPCに固定的に付与してあるので、間違って家族が使わないようにしています。

そもそもソフトバンク光が不安定な理由

ソフトバンクからレンタルしているホームゲートウェイが糞なのです。これは結構有名な話のようです。負荷が少し高くなると途端におかしな挙動を始めるためです。

SB光 HGW

でも、電話(スマホ)がソフトバンク回線で、割引のためにはこの機器の使用が必要なのです。なのでどんなに糞でも使うしかありません。

そのため、できる限りこの子には仕事をさせない。これが大事なのです。

最初の環境

最初から変

数年前にソフトバンク光を導入しました。やったー、と思ったのですが。

wifiが繋がらない・不安定

でした。私のAndroidは絶好調でしたが、子供のiphoneで接続が切れまくるのです。もちろん5GHzも2.5GHzもどちらもです。

wifiアクセスポイントぶら下げた

wifiは相性もあるかもしれないと考えたので、wifiルーターをアクセスポイントとしてぶら下げ、光BBユニットのwifiはoffにして、ルーターとしてのみ使用していました。

それで2年以上はうまくいっていたのです。

それが突如、今年に入ってから子供どころかカミさんのiphoneもおかしくなりました。設定の全面的な見直しは当然として、ケーブルを変えたりしてもダメ。

ネットを調べまくりましたが、

普通のことしか書いてない。

解決策は、都度光BBユニットのリセット

しかありませんした。おかしくなるとこの光BBユニットを再起動すると不思議と治るのです。でも、しばらくするといつの間におかしくなります。特にコロナ対応で、私も子供も在宅勤務となった状態なので、ネット接続は喫緊の課題となってしまいました。

光BBユニットが糞だ、に至る

ネットを調べていると、このソフトバンク光から貸与されている光BBユニットがどうも怪しいらしい。負荷が高くなると挙動がおかしくなるという記述を見つけたのですが、結論は、

光BBユニットを止めて市販のルーターに取り替える(自己責任)

ってな感じで、そりゃわかるけど、あかんやろ、ってな感じでした。

いよいよサポセンに文句言うか?という段階でした。

ルーター機能だけ外出しする

あるサイトで見つけました。

ソフトバンク光の実力を使い切るためにはDMZを使うこと

という内容でした。

ソフトバンク光の実力は実はすごいのである。だが、光BBユニットのルーター機能は貧弱だからそれを使い切れていない。しかし本体ではその機能をOffにすることができないので、IPoE接続のみこいつにやらせて全パケットを自前のwifiルーターで受けるようにするためにDMZ接続とする。

という考えです。

この方は不安定だからが理由ではありませんでしたが、結果として光BBユニットのルーターをバイパスする方法を示してくださいました。

ということで、今回の接続方法となったわけです。

結果として、今ではすこぶる安定し、速度も300Mbps程度で繋がっています

原因の考察

そのうち書きます。

更新履歴

2020年05月06日 初版

  • 細かい話はなし、骨組みだけ。わかる人にはこれだけで十分でしょう。

2020年05月23日

  • 設定のイメージ挿入
  • 過去履歴を追記